がん予防>【高リスク原因3】酒とたばこを一緒にとるとがんリスクはさらにたかまる!
【確実ながん原因要素3 飲酒】
お酒は、「百薬の長」と言われるくらいで、
昔は、薬として用いられていたくらいで、
適度の飲酒は、健康効果があります。
しかし、飲みすぎると、肝硬変を起こしたり、
病気の元となります。
飲酒は口腔がん、咽頭がん、喉頭がん、食道がん、
肝臓がんの確実な危険リスクです。
調査によると、一日当たり、二合未満の飲酒は、
飲酒しない人と比べ、
がんになるリスクは、変わりませんでした。
国立がんセンターの研究で、日本酒にがん予防効果があることも
わかりました。
毎日日本酒を飲む人は、飲まない人に比べて
全がんにおいて、死亡率が0.79低下したそうです。
特に胃がんにおいては、明らかに低下していたというものです。
純米酒を濃縮した培養液にがん細胞を入れるとほとんどの
がん細胞は、死滅。
しかし、ブランデーなどの洋酒にがん細胞を入れると、
逆に増殖したという結果が出ています。
この様に、日本酒には、がん予防効果があるようです。
しかし、お酒を一日三合以上飲む人のがんのリスクは、
飲まない人の、約1.6倍でした。
特にアルコール度数の高いお酒を飲む人ほど、
食道がんになりやすく、食道がんになった人の95%が
酒豪だったというデータが、フランスでは、出ています。
また、非喫煙者は、お酒の量が増えても、
さほどがん発生率は変わらないのに対し
たばこを吸いながら、お酒を飲むと、がんになる
リスクは、さらに高まり、一日三合以上飲む人は、
約2.3倍にもリスクが上がってしまいました。
これは、お酒のエタノールの性分が、
体内でアセトアルデヒドに変わるとき、代謝が活発になりますが、
この時、たばこの発がん物質も、活性化されることによるものです。
お酒を飲むときは、たばこは控えましょう。